私ははじめ、現職が嫌で嫌で仕方がなかったので、そこから抜け出すための「逃避型」の転職活動を行っていた。
逃避型の転職活動は正直いうと、しんどい。
早く内定をもらうためにたくさんの企業に一気にエントリーをして、毎日毎日面談が入って手が回らなくなる。
選考に落ちたら微妙にヘコみ、会社の業務でもさらにストレスが溜まり、情緒が不安定になる。
情緒が不安定になると選考にも悪影響が出て、選考が進まないと焦って面接を詰め込み、手が回らなくなってしまう。
これは本当に良くない。
私は今、毎日のように色々な会社の面談を入れてしまっているが、改めて、このような状況は避けるべきであったと断言できる。
プライベートの時間が一切なくなる上に、一つ一つの企業に対応する時間がなくなってしまうからだ。
最大でも週に3社、できれば週に2社くらいのペースで面接を受けるのがいい。
たくさんの企業で一気に面接してしまうと疲弊するし、体力も使う。
新卒の就職活動でさえ、毎日毎日面接を続けるようなことはしなかったはずだ。
ましてや我々は社会人である。
毎日の面接と業務を両立させるのはとても難しい。
転職活動は色々な人の話を聞けてためになったり、勉強のきっかけになる部分はあるが、基本的には消耗する作業である。
転職活動自体によって自分のお金が増えたり知識が豊富になったりはしない。
なので、私はあえて言いたい。
転職活動は手を抜いて、適当にやれと。
転職活動は適当にやれ
転職活動に脳内のリソースを費やしすぎるのは良くない。
転職活動は片手間にやろう。
そうやって転職活動を適当にやるためには、現職の居心地がある程度良くなければならない。
現職の居心地が悪いと、焦って「どこでもいいから入りたい!入れてください!」と自分を安売りしすぎてしまう。
そんな風に目が血走った男には余裕がなく、面接官から見ても魅力は感じないものだ。
非モテがさらにモテなくなるのと似ている。
現職の居心地を良くして、現職で評価を稼ぎ、転職活動は適当にやるのがいい。
適当にやった方がうまくいくのは恋愛と全く同じだ。
目が血走った男に抱かれたいと思う女はいないように、現職から逃げようとする人間を迎え入れようとする企業もまたないのである。
自分も相手を選んでいることを常に意識せよ
ストリートナンパでは、道行く女の子に声をかける。
「女の子に声をかける」選択をしたのは自分だ。
企業に応募したのが自分であるように、自分で選んで、行動を起こした。
ただし、こちらからアクションを起こしたとはいえ、こちらにも選ぶ権利はある。
相手の態度が悪かったり、話してみて合わない人ならば、
「また機会があったらね」
とこちらからフェードアウトしてもいいのだ。
ストナンで声をかけて塩対応されるのは仕方がないが、転職の面接は双方のマッチングである。
こちらが下手に出る必要は全くない。
こっちも相手を選んでいるのだ。
上から目線で嫌な態度を取ってくる人間と一緒に働く理由はない。
会社はいくらでもある。本当にたくさんある。
合わないな、嫌だなと思った会社はこちらから「お見送り」するといい。
選ぶ余裕を持て
女っ気の全くない男がさらに非モテになっていく一方で、女にモテまくって余裕のある男はさらにモテるようになっていく。
転職活動もそれと同じだ。
余裕が大事だ。堂々として、自分が選んでいる余裕を見せればいいのだ。
焦ってまくし立ててはいけない。
自分のこれまでの軌跡に自信を持って、堂々と語る。
所詮相手は人間なのだ。
「なんかすごそう」と思わせたら勝ちである。
その辺のハッタリが効くのは恋愛とそっくりである。
ただし、エンジニアの転職の場合はコードテストだったり技術面接だったり、実際にコードを書かせてテストされるパターンが多い。
そうなると、コードはハッタリでは動かないので、普段から毎日コードを書き続けておく必要がある。
自分で何かウェブアプリでもリリースしておくのが一番いいと思う。
毎日コードを書こう。
きれいなコードを読んで、勉強しよう。
普段から自分を磨いておくこと。
現職の居心地を良くすること。
余裕を持って転職活動すること。
このあたりを心がけておけば、逃避型で転職活動するよりはうまくいく確率が上がると思うな。
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