障害ばかり出すみずほ銀行のシステムを金融庁が監視する、という記事が話題になっていた。
「金融庁は週内にも、ATMなどの障害が多発するみずほフィナンシャルグループとみずほ銀行に対し、異例の行政処分となるシステムの「管理命令」を発動する方針だ。
年内いっぱいをメドに、同行が進めるシステムの更新作業や保守業務を共同で管理し、必要に応じて運営体制の見直しも命じる。
金融当局がシステム運営を直接監督することで障害再発を最小限にとどめ、金融システム不安への波及を防ぐ」
関わっている人は全員馬鹿である。
少なくとも、誰一人として真面目に問題を解決する気がないのは間違いない。
システムだとわかりにくいが、たとえば家。
家の柱がグラグラしていて、地震が来るたびにミシミシと音を立てて家が傾いていく。
そんな家に住んでいるときに、市役所の人が突然現れて、
「柱に釘を打つときは私達に報告書と計画書を提出するように」
と言ったところで、家は全く直りはしない。
むしろ資料を作る手間がかかり、邪魔でしかない。
「銀行が金融庁に報告資料を作る」
となると、おそらく報告資料の作成だけで 10人 × 20日分 くらいのコストがかかる。
2000万円である。
何か保守業務をするたびに報告するのだから、毎回それくらいの作業が発生するということだ。
柱はぐらぐらしたまま、釘を打つ時間すらなくなっていく。
管理者が増えても意味がないのだ。
しかもシステムが何もわからない、外部のジジイが口出しに来たところで、みずほ銀行のシステムは何もよくならない。
下がりきった現場のモチベーションにとどめを刺すことになるだろう。
ただ、こんなみずほの現場にいてまだ辞めてない無能なのであれば、もはや何をしても辞めない気もするが。
なぜみずほ銀行のシステム開発をしているエンジニアは辞めないのか?

「壊れていくシステムを守り続ける男」と言うと美談のようにも見えるが、実際はそうではない。
問題を先送りにし、自分の責任は最小限にして、何も解決しないまま過ごしてきた結果の今なのだ。
そんな責任感のある人間は現場にはいない。誰も責任を取らないし、逃げる勇気もない。
責任感で働いている風に見せるが、実際は転職する勇気がない無能の吹き溜まりになっている。
この記事をみずほ銀行のシステム開発をしているエンジニアが読んだとしても、彼らは何一つ行動を起こさない。
何もしないことに慣れきっているからだ。
愚痴ばっかり言ってるくせに、行動は起こさない。
今より良い条件で転職できないことを言い訳にして、新しいチャレンジをしない人間が、みずほ銀行のシステムの現場に残り、何かをやっているように見せかけて何もせずに、日々、障害報告書の作成に追われて忙しそうにしている。
忙しそうにして、何も生み出していないから、何の価値もないのだが。
金融庁に報告する、という責任逃れ
大手SIerでよく行われていることだが、「報告し、レビューしてもらう」ことで、レビューされた側の責任は軽くなる。
レビューで見逃した人間の責任にできるからだ。
レビューする側も「指摘した」ことが大事だから、アラ探しのような重箱の隅をつつくような指摘を繰り返す。
「システムが実際に動いているコードを見て指摘する」ならいいのだが、実際のシステムにほとんど関係ない「計画書」であったり、「保守の人員表」みたいなのを見て細々と指摘して時間を潰しているのだから救いようがない。
家がぐらついているのに、誰も家を見ていないのだ。
「家をこんな人たちで、こんな風に直そうと思います!がんばります!」
という資料を1ヶ月かけて作り、1ヶ月かけてレビューする。
馬鹿だ。馬鹿すぎる。
そんな馬鹿な環境から逃げ出さない馬鹿どもで、みずほのシステムはできている。
誰も幸せにならない。
ユーザーとしても関わってはいけないだろう。
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