SIerの仕事

金融系SEはつらい!大手SIerで金融系エンジニアになってはいけない理由

この記事では「金融系SEがいかに辛いか」「なぜ金融系エンジニアになってはいけないのか」をリアルな体験と共に紹介します。

「エンジニア」と一言でいっても色んな仕事があります。

上流工程を担当するプロジェクトマネージャーから末端エンジニア、自社開発のキラキラしたエンジニアまで、様々です。

色んな商流で様々な役割を果たすエンジニアがいますが、

全てのITエンジニア職の中で最も辛く、最もハズレで、最もやりがいがなく、最も責任が重く、最も労働時間が長く、最もスキルが身につかないのが「金融系エンジニア」です。

全てのエンジニアの中で「最低」というのがポイントです。

じゃあ「なんでそんなところで働くの?」と普通の人は疑問を持たれるかと思いますが、理由は一つです。

「配属されたから」

それしかありません。自ら望んで金融エンジニアを目指す人もいるかもしれませんが、私は知りません。

少なくとも大手SIerで金融系エンジニアをやり続ける人の99%は「新卒で配属された」のが理由でくだらない仕事を続けています。

金融の次にダメなのが国家を相手にする行政系エンジニアですが、金融ほどクソではありません。

とにかく金融系エンジニアはゴミです。

NTTデータや大塚商会、アクセンチュア、野村総合研究所、NEC、日立、IBMなどの大手SIerに入社した高学歴の皆さん。

あるいは上記の会社の下請けとして働く皆さん。どちらでも構いませんが、金融系のシステムエンジニアは地獄です。

万が一配属されてしまったら、すぐにでも転職活動を始めてください。

金融系エンジニアが辛い理由

金融系エンジニアが辛くなる大きな理由は、システムが「絶対に止められない」「絶対に失敗できない」からです。

もちろん「失敗できない、止められない」のはどのシステムも同じことです。

金融業界じゃなくても、システムは止めてはいけません。
ですが、金融系はそのプレッシャーがとんでもなく重いのです。他人のお金がかかっているからです。

ZOZOTOWN が 半日ダウンしても困るのはZOZOとその取引業者が主ですが、みずほ銀行が止まってしまうと企業も一般人も皆困ってしまい、支払いができずに会社が倒産してしまうこともあります。

金が動かせないとビジネスができないからです。

「失敗できない」ということは裏を返せば、何をするにも超慎重に、細心の注意を払い、たくさんの関係者と調整して、絶対にミスらないように作業をしなければならない、ということです。

すなわち「今、動いているものを変えられない」ということなのです。

だって、動いているものを変えてしまうとバグが紛れてしまうかもしれないから。バグが紛れて失敗すると、とんでもない責任問題に発展してしまうからです。

誰も責任を取りたがらないシステムになった結果、非常に重たい承認プロセスが入ってきます。偉い人に承認をもらうために全ての作業時間の90%以上を使うのです。

顧客は形式主義の権化のような連中で、ちょっと失敗したら「障害報告書」という名の書類を提出させます。

障害報告書を作るためにシステム会社の何十人もの人間が動き、何十時間も会議をします。

できたのがWord 3枚くらいの資料で要約すると「失敗しちゃいました。こんな原因でした。ごめんね。次は気をつけるね」という内容です。

一度障害を起こすと、「再発防止」の名のもとに毎週1時間の「障害是正定例」が追加されます。

管理はするけど責任は持たない。話は聞いて意見は出すけど役に立たない、偉い人に毎週毎週報告します。

その報告のために毎週大量の時間を使います。

つまり、金融系エンジニアはシステムを作ってなどいないのです。ずっと報告に追われて、まともな仕事ができません。その報告業務は障害が起きるたびに増えていくので、システム開発に避ける時間がさらになくなっていくのです。

馬鹿ですよね。

自分たちで自分の首を締めて、仕事した気になって、残業して疲弊しているのです。

金融系エンジニアは上から下から顧客まで馬鹿ばかりで話になりません。

無意味な報告に時間を割いて、首を締めて笑ってます。

そして、馬鹿ゆえに自分たちが馬鹿なことをしても気付かずに、無駄な仕事ばかりを増やし続けて、最後は皆が倒れていくのです。

「変更できない」が積み重なったスパゲティシステム

「変更できない、変えられない、一度動いたものはいじれない」と言われていたとしても、ビジネスの状況は刻一刻と変わってくるので、必ず変更はしなければいけません。

金融系のシステムを担当する人はどうするかというと、「自分たちの作る部分だけは絶対に障害を起こさないように、秘伝のタレを付け加えるように修正を加える」のです。

そうすると、時間の経過と共に、部分部分はちゃんと動いていたとしても、全体で見るとチグハグで意味不明なシステムが出来上がります。

色んな人が関わって、初期に関わった人はいなくなっています。

誰も中身がわからない、簡単なことをやっているはずなのに中身はめちゃくちゃ複雑な、オバケのようなシステムが出来上がってしまうのです。

そんな化け物システムを「保守・運用」するのが今を生きるエンジニアです。

要は、昔の人が大量に埋め込んだ地雷を踏まないように、複雑に積み上げたジェンガを壊さないように、新しい変更を加えなければならないのが、「金融系システムに新しく加わる人」なのです。

技術的負債を抱えたまま仕事を進めなければいけないのに、絶対に失敗できないという矛盾した状態で責任ばかり負わされるわけですね。

COBOLで動くシステムからは何も学べない

大手SIerの莫大な利益を生み出すシステムは、COBOLで動いています。なぜCOBOLで動いているかというと、最初にCOBOLで作られたからです。

「桁数がうんたらかんたら」と意味不明な理由付けをしている人がいますが、COBOLで作ったシステムはもうCOBOLから抜け出せないのです。失敗できないから。

COBOLは滅びゆく言語です。

これから作られるシステムでCOBOLで作るシステムはありません。

いま、技術者が消滅するとともに、消えてなくなるでしょう。

学ぶ価値は一ミリもないですし、COBOLなんぞに使う時間があるならば、漫画でも読んでた方がマシです。

COBOLで作られたシステムを扱う部署に長くいる人が「プロジェクトマネージャー」としてシステムを統括していくのですが、そのような古臭い部署に長くいる人間は、たいてい頭が悪く、効率が悪く、古臭いやり方を盲信して、意味不明な作業ばかりをメンバーに押し付ける無能です。

そんな無能の元で、何の価値も生み出さないドキュメントを大量に生産し、毎日会議ばかりして、誰も幸せにならず、スキルも身につかないのが「金融系エンジニア」のリアルです。

例外的に金融系でも先端技術を扱う部署の人達がいますが、そんなのは超例外であって、SIer、SESの金融系システムに配属される人の99%がレガシーで辛いシステムのおもりをさせられます。

意味不明な化け物を扱わなければならないので、当然業務量は多くなります。

ミスれない=報告書類が多くなるのがSIerの習わしです。

たくさん報告し、たくさん会議して、何も生み出さず、疲労ばかりが溜まり、それでも「社会的に意義のあるシステムを作っているんだ」とプライドばかりが高くなるのが金融系エンジニアです。

救いようがありません。滅びたほうが日本のためだと思いますが、顧客もIT音痴なので金融系エンジニアはガラガラポンされません。

音痴同士で音階の外れた音楽で踊り続けているのが金融系エンジニアの畑です。

あなたが志ある若者ならば、さっさと抜け出しましょう。
大手SIerの金融系部署から長年抜け出さないということは、逆にいうと、頭が悪く、行動力がなく、将来に関して無関心で思考力がない方である、ということなので、そのまま会社にしがみついていた方がいいかもしれません。

会社から出られない無能人間の吹き溜まりが大手SIerの金融系システムの部署なのです。

無能を指摘された金融系システム部署の人達は怒るかもしれませんが、「無能に無能であることを指摘すると怒り出す」のが現実です。

仕事が嫌ならさっさとやめましょう。金融系の部署で働くほとんどの30代以下の方は、「俺達の仕事、やべーんじゃねえか」と気付き始めているのが私の実感です。

何も気付いていないのは40代以上の、自分たちの仕事が正しいと信じて疑わない連中だけです。

30代以下の金融系エンジニアは、マジでさっさと逃げたほうがいいです。

転職に踏み出すために役に立った記事を貼っておきますので参考にしてください。

SIerで保守・運用・エンハンス業務しかやってこなかった人が転職する方法

以下、余談です。みずほ銀行の話をつらつらと書きます。

みずほ銀行のシステム障害から金融SEの危険さを学べ

みずほ銀行がまたシステム障害を起こした。

この銀行は何度障害を起こしても変わらない。

何度でも馬鹿みたいな障害を起こして謝罪するのだろう。

Amazonで読む→みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

悪名高きIT業界のサグラダファミリア、みずほ銀行のシステム開発には1000社以上のベンダーが関わっているという。

システム開発を担当しているSIerでは「責任を取らないこと」に命をかける文化があるので、業務に明確な線引きをして、

「ここからここまでは私達の担当ではありません。

あなた達の責任です」

と、担当間で責任のなすりつけ合いが始まることが予想される。

大学生の頃、

「かっこ悪い大人たちだなあ」

とぼんやりと考えていた

「だめな大人像」や「人間の醜さ」

が凝縮されているのが金融系のシステム開発なのだ。

なぜみずほ銀行のシステムは障害ばかりを起こすのか

金融系システム開発を担当するとよくわかるのだが、金融系のシステムはとんでもなく古い技術が使われていて、

「絶対に失敗できない!絶対に障害を起こせないんだ!」

と、その古臭い技術を一切直すこともなく使い続けてきたので、ソースコードが真っ黒なスパゲッティでグシャグシャになっている。

二度漬け禁止の串カツがぶっちゃけ不潔なように、金融系のソースコードからも腐臭が漂っているのだ。

金融系のシステムは中がどうなっているのか誰もわからない闇鍋状態で、直そうにも直せないとんでもないお化けなのである。

こんなものを保守・運用するのは苦しいのは誰もがわかっている。
でも、誰も直さないのだ。

システム開発を担当しているのは所詮はサラリーマンである。

担当するシステム部門の銀行員も、銀行から開発を投げられたベンダーも、「問題を起こさずやり過ごすこと」が一番大事だと思っているので、難しい部分をこじ開けて綺麗に直そうとはしない。

失敗したらめちゃくちゃ怒られるからだ。

「やばいものには触らない」

を鉄の掟として、表面だけなぞって「やった感」を出して、自分が担当したプロジェクトを難なく終わらせるのが金融系SEのお作法だ。

大規模金融系プロジェクトは黒ひげ危機一発やババ抜きそのものだ。

自分が担当しているときに障害が発生しなければいいと思っているので、プロジェクトが終わって次の担当に引き継いで、あとは知らんぷり。

負債ばかりが残っていく。

積み上げられたジェンガのように、いつ崩れるかわからないシステム開発をやらされるのが金融系システムエンジニアである。

みずほに限らずどこの金融系システムも似たりよったりなので、自分が担当しているときに地獄に落ちるか落ちないかは運次第だ。

何も知らない外の人から見ると、

「そんな困難なプロジェクトを立て直すような、大きな仕事をすればいいじゃないか!」

などと言いたくなるかもしれないが、立て直すにはとんでもない労力がかかる。

その「労力」というのはシステム開発ではなく、偉い人を説得したり、様々な人に協力を依頼したり、調整したり、システム開発に全然関係ないことに3年くらい無駄な時間を取られて、それでいて給料は上がらず、家にも帰れないのだ。

自分が起業して、やればやるほどお金が増える「事業」としてやるなら頑張れるかもしれないが、サラリーマンとしてそんなクソシステム、クソ業務を頑張れる人間はいない。

仮にみずほのようなゴミシステムを直す力を持った天才プログラマーがいたとしても、天才プログラマーはみずほのシステム開発には近寄らない。

もっと楽しくて、やりがいがあって、能力を活かせる場所で優雅に働く。

そういう意味で、天才でなくてもまともな人は金融系のシステム開発には残らない。

能力のある人は金融系システムから脱出して別の場所に転職する。

結果として、保守的な人だけが金融系の現場に残り、いつまで経ってもゴミシステムはゴミのまま直らず、自分の担当のときだけをごまかしながら稼働していく。

そんなだから、数年に一回大障害を起こし、そのたびに謝罪し、内部で「是正策」を考え、是正策は審議と会議を経て骨抜きにされ、

「やったように見せるだけの仕事」

に大量の人材が投入されて、時間と金をかけて何も変わらないのだ。

金融系システムはそんな仕事ばかりである。

金融系のシステム開発は絶対にやめとけ

SIerに就職してしまうと、場合によっては金融系の部署に配属されてしまうかもしれない。

配属されたらすぐに、転職の準備をしよう。

SIerの金融系のシステム部は人材の墓場になっている。

アンチパターンの塊のようなシステムを、恐る恐る保守していく。

システムの中身がわからないまま、ベンダーに開発を丸投げし、使いづらいExcelで進捗管理するだけのお仕事だ。

何だか付加価値が高い仕事をやっているように見せて、実際は何の仕事もしていない。

穴を掘って埋めるように、何かをやっているようで何もやらず、無駄な社内向けの資料を作りまくって1年が終わる。

そんな仕事を延々とやって、年だけとって何の市場価値も身に付かないのが金融系システムエンジニアの運命である。

フィンテック企業に転職を狙え

SIerの金融系システムエンジニアは人材の墓場で長くいればいるほど未来の自分の首を締めることになるが、マネーフォワードやfreeeなどのフィンテック系の企業は非常に有望だ。

使っている技術もモダンなもので、ちゃんとしたエンジニアリングを身につけることができる。

給料も高いし、これからも伸びていくのは間違いない。

そして運が良いことに、マネーフォワードやfreee、ウェルスナビなどのフィンテック企業は金融系のSIエンジニアの採用を拡大している。

「きっちりした場所でちゃんと仕事してきた人」

として期待されているらしい。

SIerから転職するのは「比較的できる人」が多いので、転職先でも評価されているのかもしれない。

転職先ではSIer出身だからといって蔑まれたりもしない。

ぶっちゃけ、SIerの中には無能ばかりで、エンジニアとしては何の役にも立たないような人が多いのだけれど、

あえてSIerから出ていく人にはまともな人が多いので、「SIer業界」としては評価が下がらずにいるようだ。

さっさと転職しよう。

今現在、辛い想いをしている方はぜひ、『迷宮ブラックカンパニー』という漫画を読んでほしい。生きる活力が湧いてくるから。

Amazonで読む→みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」