前職は年収1000万を超える日系大手SIerにいたのですが、無能な上司がいました。年収が高い会社であっても中にいる人間が優秀とは限りません。
日系大手企業は無能でもクビにならず、360度評価もなく、自動的に昇格していくので、無能が淘汰されない仕組みになっているのです。
無能な上司に出会えたのが良い経験だとは一切思いませんが、ネタとしては十分いじりがいがあります。
せっかくなので、会社で遭遇した無能な上司の特徴を挙げていきます。
コミュニケーションコストが高い

無能な上司はとにかくコミュニケーションコストが高いです。コミュニケーションコストとは、意思疎通をするときに要する時間です。
説明を小学生でもわかるように噛み砕かないと理解できない
私の場合はIT系の会社にいたのですが、上司はITについて無知です。何か問題が起こったときには小学生でもわかるように噛み砕いて説明しなければいけませんでした。
これが非常に手間なのです。
上司がちゃんと知識がある人間であれば、「○○とは」みたいな説明を省いて本題にすぐに入ることができるのに、無知であるためにいちいち説明しなければ話が進みません。
報告は必要ですが、無知ゆえに部下に無駄な時間を使わせる上司は無能です。
丸投げして責任を取らない
とにかく自分の守備範囲を狭くすることに全力を尽くそうとする人間がいます。無能な上司です。
「ここはどうなってるんですか?」
と他人にやらせて管理するだけのポジションを狙い続けるのです。
説教に気持ちよくなっている
ダメ上司あるあるですが、無能な上司はオナニーが好きです。部下を使って気持ちよくなるのです。
オナニーとは、射精するという意味ではありません。会社で射精してくれたらクビにできますが、無能な上司は射精しないでオナニーをします。
部下に長々と説教し、自分の話を聞かせることで快感を得ているのです。
説教は一見すると「仕事」に見えます。
部下は神妙な面持ちでお話を聞いてくれます。否定はされず、反論もされず、ひたすらに自分の話を語る時間。
無能な上司の説教は精神論が多く、業務遂行の上で役に立たない内容がほとんどです。
良い上司は、部下がアウトプットを出すのに必要な情報を渡します。
自分なりの仮説を持って、こういう情報をインプットにして、このようなアウトプットがほしい、と伝えます。
無能な上司は精神論を語ります。
「頑張らないとダメだ」「仕事とは血と汗と涙の結晶なんだ」「俺達の仕事が日本を支えているんだ」
どうでもいいです。日本を支えなくてもいいし、血も汗も涙もいりません。
情報をくれ。アウトプットに必要な情報を。
ですが、無能なのでそんなことには気付かずに、「仕事は丸投げでやらせる」でも「精神論の説教は続ける」のです。
部下のパフォーマンスは上がりません。ただ時間を取られるだけで士気も下がります。
文句を言うのが仕事になっている
SIerで見てきた上司は「他人を詰める」「細かいところを指摘する」のが仕事でした。
部下を詰めて、最終的に顧客に提供する価値が高まるのであれば問題はありません。ですが、何の価値も生まないことに
「どうしてなの?」
「なんで?」
「どういうこと?」
「どうするの?」
と、自分で一切の解決策も仮説もなく詰めることを生きがいとした上司がいました。
私が詰められていたわけではないのですが、ダメな上司は会議で大勢の前で他人を詰めることに快感を覚えます。
話を聞きながら、「じゃあお前(上司)はどう思うんだ?」と聞きたかったのは一度や二度ではありません。
こういう上司は他人を詰めて、自分の優位性を確認して快感を得ることに病みつきになってしまっているのです。
気持ち悪い性癖を見せつけられているような気分でした。
日系大企業 × 年収が高い
という企業ではこういう上司が多くなります。
なぜだかわかりますか?
転職できない日系社員はパワハラが是正されない

日系大企業でパワハラが横行するのは、社員のプライドが高いからだけではありません。
中にいる人が転職できないからです。
日系大企業では「総合職」として採用され、「社内の事情に総合的に詳しい人」として育成されます。
主な業務は関係者間の業務の調整なので、複数の部署を渡り歩いて「社内人脈」を作るのが重要になるのです。
身につくのは「社内のルール」であったり、「社内の文化」であったり、「社内の知り合い」なので、そんなものは転職では役に立ちません。
転職活動では「職務経歴書」を書かなければならないのですが、日系大企業にいると職務経歴書に書ける経験がないのです。
なぜなら普段の業務でやっていることは、会社が古くから付き合いのある外注に仕事を投げることと、その仕事を報告することばかりだからです。
1日のうち、8時間は会議しています。その会議の内容が他の会社で活かせると思いますか?ただ会議しているだけなのに?活かせません。
日中ほとんど会議をして、1日、1週間、1ヶ月、1年が過ぎ去ります。
それが日系大企業の会社員の人生です。
そこそこの給料と安定しているように見える雇用だけが魅力です。その引き換えに、奴隷のように会社に縛り付けられるのが宿命付けられています。
無能な上司に復讐する方法

無能な上司を倒すために会社側にパワハラを密告したり、表立って反抗するのは無意味です。
表立って反抗しても、会社の中では組織のピラミッドが強制的に適用されるため、上にいる立場の人間が正しいとされるからです。
古臭い企業であればあるほど、何を言うかよりも誰が言うかで物事が判断されます。
声がでかく、偉そうな人間ほど立場も上がる傾向にあります。
そうして大企業の上の方は無能ばかりの廃棄物工場の様相を呈し、廃棄物の中でちょっとまともで、かつとても運が良い人間が一つ飛び抜けて出世したりもします。
余談ですが、大企業の出世は9割運ゲーです。こんな運ゲーに人生賭けるのはバカがやることです。会社はキャリアのために利用しましょう。
それで、無能な上司に復讐する方法ですが、簡単です。
プロジェクトの佳境で転職しましょう。
無能な上司のプロジェクトはだいたい炎上してますし、ぐちゃぐちゃです。
いつも「人が足りない」と言いながら、無駄なことばかりをしています。そんなプロジェクトから、そっと抜けましょう。
責任感とかどうでもいいです。自分の人生に対して責任を持つのが大事です。変わりの人間を用意できないのは上司が無能だからです。その責任を持つのは我々ではありません。
会社員には会社を選ぶ自由があります。
引き継ぎをするかしないかはこちらの好意で決めることであり、嫌な上司に復讐するのであれば、サクッと有給を取って辞めるのが良いのです。
別の会社に悪い噂が流れるかも…退職金がもらえないかも…とか気になるかもしれませんが、悪い噂も流れませんし、違法な何かをしていない限り、退職金は規定通りに出ます。
嫌な上司に「相談があります」と朝一番に連絡を入れて、ミーティングを設定し、「退職しようと思っています」と言いましょう。
それが最強の復讐です。リベンジがキマったら向こうにできることはありません。
頼み込んで、引継ぎをしてもらうくらいしかできないのです。
何か嫌味だったり、調子に乗ったことを言えば、その瞬間から「じゃあ、明日から有給入りまーす」と言えばいいのです。
有給は頂くものではなく、従業員の権利なのですから。
無能な上司に復讐をキメるために必要なのは勇気だけ

勇気を出しましょう。
勇気だけで復讐をキメることができます。会社にいるうちは上司に脳まで支配されているため色々と怖気づいてしまいますが、何の問題もありません。
初めての転職だと怖いかもしれませんが、絶対に大丈夫です。
転職も退職もは完全に合法です。リスクは全くないので、やりたいようにやりましょう。嫌な上司に耐えて、毎日嫌な夢を見て、ストレスで胃をキリキリとさせて働いて、あなたは幸せですか?
お金持ちになりたいすべての人にとって、有用な情報が載っているブログを見つけたので紹介します。
エンジニア転職のリアル
私はこのブログを全部読んで、人生変わりました。
この記事を読んでくれた方にもぜひおすすめしたいです。