SIerで行われている会議の目的を一覧にして整理してみた

SIerではたくさんの会議が行われています。
1日の大半を会議に費やしているのが現実ではありますが、それぞれの会議には目的が無いわけではありません。

これからSIerで働くことになる方もいるかもしれませんので、行われている会議をざっとまとめて、その目的と意義を整理してみます。

ちなみに現場では会議の目的は説明されないこともあります。
特に定例はそうです。

書籍を読んだり、人に聞くなり、自分で推測するなり、ちゃんと目的を把握しておきましょう。

プロジェクト進捗会議

進捗会議は毎週開催されます。
進捗報告のルールは顧客も含めて遵守する必要があります。

進捗会議の目的は以下です。

  • プロジェクトとして意思決定が必要な事項を決定する
  • 各チームの進捗状況、課題、リスクの状況を共有する
  • 取り組むべき案件について関係者に周知する
  • プロジェクトの標準化や進捗報告基準、プロジェクトの運営ルールを定める

当たり前ですが、進捗会議では進捗を確認します。
プロジェクトメンバー全員がプロジェクトの状況を正確に共有する仕組みを回し続けなければいけません。
メンバーが状況を正確に共有できる仕組みを作るのはプロジェクトマネージャーの仕事です。

案件会議

案件会議も毎週開催されます。
進捗会議後に開催されることが多いです。

案件会議の目的は以下です。

  • プロジェクトの各工程でレビューすべき事項を確認して洗い出す
  • 概要設計、方式設計、課題の対応策などのレビューを行う

今後どのような案件を進めていくか、どんなタスクが優先度が高いのか、どんな課題があるのかを顧客含めた関係者で共有します。

チーム進捗定例

プロジェクトは各チームに分かれて進められます。
そのチーム内でも進捗会議が行われます。

チーム進捗会議では、パートナー企業のリーダー層が集まり、作業の進捗を報告します。
チームリーダーがパートナー企業各社の進捗を把握し、その内容をまとめてプロジェクト進捗会議で報告します。

チームが抱える課題もこの場で共有します。

部内進捗会議

部署単位で様々なプロジェクトが走っているので、それぞれのブロジェクトの進捗を共有します。
自分のプロジェクトだけでなく、別のプロジェクトの状況もこの場で確認します。

部内の進捗会議には部長が参加し、部が抱えるプロジェクトの問題点を横断で把握していきます。

レビュー会議

プロジェクトの成果物をレビューする会議があります。

  • チーム内レビュー会議
  • プロジェクト内レビュー会議
  • 部内レビュー会議
  • 本部レビュー会議

という順に、次々と偉い人を倒してやっと、成果物が承認されます。
レビューをすべて通すために1つのパワーポイントに1〜3ヶ月以上の時間をかけて作ったりもします。

成果物はパワーポイント50〜100枚です。
内容は毎日のレビューでひたすらブラッシュアップして、パワーポイントに書かれている内容の根拠を集めていきます。

このように厳しくレビューされた「計画書」を元にして、プロジェクトは動いていきます。

1on1

プロジェクトマネージャーやチームリーダー、課長や部長と1対1で話すことがあります。
1on1はレビューや進捗の報告というよりも、抱えている悩みや相談事を話す時間です。

30分〜1時間で行われることが多いです。

朝会・夕会

プロジェクトを進める上で必要な情報を短い時間で共有する時間です。
朝と夕方に行われます。

  • 今日、どんなタスクがあって、どこまで進めるのか
  • 現在抱えている課題は何か
  • 優先度が高い問題は何か

などを共有していきます。

一日の始まりが朝会、終わりが夕会なのが理想ですが、17時に夕会が始まって、18時に夕会が終わり、それから22時まで仕事をすることもあります。

突発的なミーティング

何か認識合わせをしたいときなどに、突発的に入るミーティングです。
不定期なので、常に時間を使っているわけではありませんが、2日に1回くらいは60分程度の突発ミーティングが入る感じです。

委員会活動の定例

部内や全社で委員会などが行われている場合、それらの活動でも「毎週の定例」が組み込まれます。
普段の業務をこなしながら、委員会活動で「何かやった」という成果を報告していかなければなりません。

委員会活動自体は評価に関係ないため、基本的にオママゴトのような成果物になってしまいます。
それでも偉い人に報告するときに「ちゃんとやった感」を出すために、膨大な人数と時間が投入されます。

稀に「Googleのように週の1割程度は新しい事業の創出に費やそう!」などと掛け声がかかることもありますが、掛け声だけで終わります。

普段の忙しい業務に加えて新しいことをやりたい人なんて誰もいないのです。

新しいことをやるのであれば、普段の業務に「余裕」を持たせなければいけません。

SIerの商売は人をフル稼働させてナンボなので、余裕は悪とされます。
なので、SIerでは構造的に「新しいこと」に本気にはなれないのです。

まとめ

SIerがどんな会議をどれくらいやっているかのイメージは掴めたでしょうか。
中堅層で1日平均4〜5時間程度、プロジェクトマネージャだと1日5〜7時間程度は会議をしています。

すべての会議をこなした後、日が暮れてから自分の作業を進めるのがSIer社員の一般的な仕事の進め方です。

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