SIerの仕事

【SESはやめとけ】客先常駐SEがつらい、108の理由

SESとは「System Engineering Service」の略で、技術者を派遣する技術支援サービスです。

NTTデータやNEC、野村総合研究所やIBMなどの「客先」に常駐するSEのことです。

ツイッターやブログでは「SESはやめとけ」「SESは最悪」と言われていますが、なぜでしょうか。

この記事ではSESの客先常駐が最悪な理由を説明していきます。

ただ、どんな人間でも「自分の仕事」を否定はしたくないものです。中には「客先常駐にも良いところはある」「俺は客先常駐でスキルを身に付けた」という人もいます。

ですが、総じて、一般的に言ってSESがクソなのは間違いありません。断言します。SESは人間が楽しめる仕組みになっていません。

SESの客先常駐がつまらない理由

「客先」に「常駐」するわけですから、基本的にはお客さんの言うことを効かなければなりません。どんな組織にも上司がいて、サラリーマンでいる限りは言うことは効かなければならないのですが、客先常駐のSEは「他社」に行って、他社の人に上から目線で指示を受けなければいけない点が辛いところです。

大手SIerの、会社を盾に金だけだして偉そうなおっさんの曖昧で意味不明な指示もしっかりと聞いて、反論もせず、粛々と退屈な作業をこなして「成果物」として納品しなければならないのです。

自分が作っているプロダクトも改善することができません。

「こうすればもっと良くなるのに」と提案ができないわけではないですが、意思決定の権利はお客様にあります。

大手SIerの社員が判断しなければ、SESのエンジニアは何もできないのです。自分の仕事を自分で決める、というオーナーシップが全くありません。

人間は自分の意志で何かを決めて、主体的に仕事をした方が楽しめるようにできています。

全て受動的で、何かを学習しても現場で活かせない。そんな職場ではモチベーションが著しく落ちます。

何をするか、何を言うかではなく、「誰が言うか」が大事な環境なのがSESです。

大手SIerの「おっさん」が全ての意思決定を牛耳っている環境での仕事は、まともな神経の志の高い人間がするものではありません。

結果として、SESに残るのは、従順だけど自分の頭でものを考えない、「とても良い人」だけになります。

大手SIerの仕事が無駄すぎて辛い

どんな人間でも仕事を楽しむことはできるし、退屈な仕事に楽しみを見出すことはできます。

しかしながら、SESの仕事は以下のような特徴があるため、「人間が楽しいと思える要素」は少ないのです。

  • テスト結果のExcel貼り付けなど、単調な作業が多い
  • 無駄な会議が多い
  • 技術の進歩の恩恵を受けにくい
  • 無駄な資料作りが多い

やる意味がない仕事、役に立たない業務が大量にあって、やりがいを見出しにくいのです。

なぜこんな無駄な仕事ばかりなのかというと、SESのエンジニアが常駐する客先、つまり大手SIerが「官僚組織」だからです。

何をするにも書類と承認が必要で、組織の中の人たちは一日中「何も決まらない会議」に明け暮れています。

会議ばかりなので、新しいテクノロジーに触れることもなく、とにかく資料ばかりを山のように作って、報告と承認を繰り返しています。毎日毎日、ずっとです。

そんな人達の「下」で働くのがSESの客先常駐という業務です。

必然的に会議に付き合わされますし、無駄な資料作りもやらされます。

客であるSIerでは資料を作るのが「成果」だからです。

「SIerの大規模システム開発」はIT業界広しと言えど、最悪中の最悪の環境でしょう。

私は社員数10000人以上、同期が500人以上いる大手SIerに10年間勤めてきましたが、中にいる社員で仕事を楽しそうにしている人は一人もいませんでした。

誰一人として、仕事が楽しいと言う人はいなかったのです。誰にとっても、例外なくつまらないのがSIerの仕事です。

つまらない仕事を「意味があるんだ!」と自分に言い聞かせて、「辛いからこそ価値がある」とお互いに鼓舞しながら仕事をするのがSIerです。

そんな人達と一蓮托生で付き合っていくのがSESの客先常駐です。楽しいわけがありません。

大規模システムの一次請けのSIerが深刻な大企業病を患っていて、上に箇条書きしたような単純作業や不毛な報告業務が大量に発生するからです。

SESの業務はなぜ辛いのか

SESの仕事は基本的に苦行です。

「勝手に苦行ってことにしてしまう変な風習が存在する」のではなく、普通に苦行なのだ。

繰り返しになりますが、人間は自分の環境を正当化したがるものです。「他の可能性」を考えずに、自分が正しいと思いがちです。

転職もしたことがないような人が、「SESでも楽しい」とか「客先常駐でも学びがある」とか言っているのです。他にいけばもっと楽しくて学びがある仕事はたくさんあるのに、SIerやSESの中にいる人達は転職意識が低いので、外の世界を全然知らないのです。

業務を苦行に変えてしまう有害な同僚や客、風習は存在します。

SESの業務を「苦行ってことにしている」のではなく、まともな人間にとってSESの風習は苦行なのです。

SESの仕事を苦行と感じない人は、コンビニバイトでも、アマゾン倉庫の荷詰め作業でも楽しめる人です。

どんな仕事にも楽しみを見出すのは人間の才能だと思います。

しかしながら、向上心を持っていたり、新しい技術に挑戦したい人にとって、SESの仕事は退屈で、やりがいがないのは間違いありません。

退屈な仕事を「ぼくには楽しいんだもん!いいんだもん!」と言い張るのは自由ですが、こちらとしても黒いものを「白い」というわけにはいきません。

真実は「SESの仕事はつまらない。絶対につまらない。だが、そんな仕事にやりがいを見出す人も中にはいる」です。

大手SIerに派遣されるSES業務は99%地獄です。ドM以外は近づいてはいけません。

技術を何も知らない上流工程担当者の言うとおりに作業を進めなければならないからです。

常駐先がウェブ系だったら大当たり

最近はエンジニアが人手不足なので、ウェブ系企業に派遣されるパターンも増えているといいます。

様々なウェブ系企業に派遣されて、それぞれの企業の技術を習得していけるのであれば、SESは技術者にとって天国です。

転職しなくても、色々な企業から良いスキルを盗んでいくことができます。

ウェブ系企業に派遣してくれるSESはたしかに面白いです。客先としては「大当たり」でしょう。

SanSanなどもSESを活用しているようですし、チャンスはあります。

ですが、大手SIerに「PG」として派遣される業務は絶対につまらないと断言できます。絶対に面白くありません。

特に金融系 × COBOLの組み合わせは最低最悪で、古臭い考え方しかできないプロジェクトマネージャーに朝から晩まで無理難題を押し付けられて、退屈のあまり会社が嫌になってしまう可能性が非常に高いです。

また、金融 × COBOLの大規模プロジェクトは基本的に炎上しているので、プロジェクトの期間中はずっとストレスフルな状態となります。

ソースコードはぐしゃぐしゃで、資料はまとまっておらず、人材は高齢化し、会議で偉そうにするだけしか能がないプロパー社員が跋扈しているからです。

というわけで、SESで働くなら

「どんな会社に派遣されるのか」

をよくヒアリングするのが大切です。

ただ、大量の人員を吸い込んでいるのは紛れもなくSIerなので、

SESに就職する=9割くらいの確率でSIerに派遣されてしまう

くらいに思っておいた方がいいでしょう。

ほぼ負けが確定しているギャンブルです。

ハズレのリスクが大きすぎるガチャに巻き込まれないほうがいい、という意味でも、SESには近寄らない方が良いのです。