会社員をやっていると、今の仕事が嫌で嫌で仕方がない時期はあります。
- 今の仕事を続けていても自分の望むキャリアにつながらない
- 上司が残業を美徳とする脳筋
- 古臭いシステムのお守りのような仕事に自分の大切な時間を費やしたくない
- 資料作りばかりで専門性が身につかない
- 興味のない業界の業務知識なんて別に身につけたいとは思わない
など、SIerにいたら不満も溜まります。
そして考えるのです。
こんなところにいても仕方ないから、さっさと転職しようかなと。
僕は転職は素晴らしいと思っていますが、
「今の会社が嫌で嫌で仕方がない時期」
の転職は危険だとも思います。
自分自身の経験から語りますが、会社が嫌で嫌で仕方がない時期はとにかく焦ってしまい、地獄に垂らされた蜘蛛の糸にしがみついてしまうものだからです。
転職活動はしてもいいし、やるべき。
でも絶対に絶対に、焦ってはいけません。
これだけは強く肝に銘じてください。
以下に僕が陥った落とし穴と、対策方法を述べます。
焦って求人サイトに登録しすぎると自滅する
会社が嫌で仕方がない人は、
「ええい!さっさと転職だ!」
と意気込んで転職サイトに登録します。
すると翌日から死ぬほどメールが届きます。
Gmailがあっという間に埋まって何が何だかわけがわからなくなります。
わけがわからなくなって、焦りばかりが積み上がっていきます。
転職スカウトメールラッシュは、普通の処理能力の人間では処理しきれません。特に働きながらさばくのは無理です。
とにかく転職活動を始めると山のようにスカウトメールが届きます。
35歳の会社員の僕でも大量に届くのです。
若くて可能性に満ちた人ならもっとたくさん届くでしょう。
様々なスカウト、ヘッドハンターから
「こちらの求人いかがですか?」
「ご覧いただけたでしょうか?」
「面談の日程は○○にしましょう」
と日々連絡が入り、あっという間に予定が埋まってしまいます。
僕は油断して一週間全部スカウトで埋めてしまい、面接の予定を入れられなくなってしまいました。
職務経歴書は洗練させていかなければいけないし、履歴書を書いたり、志望動機を書いたり、面接の練習もしなければいけません。
そんな中で大量のスカウトメールをさばこうとすると、間違いなくパンクします。
頭がおかしくなって、「とにかくこの状況から逃れたい!」と逃避行動に走ってしまいます。
ネットサーフィンしたり、YouTubeを見てしまったり、誰かに八つ当たりしたり、onaniしてしまったりするかもしれません。
辛いときこそ、タスクは絞りましょう。
会社の仕事がしんどいということは、普段の業務でも割と精神的にいっぱいになっているはずです。
そんなときに転職活動を一気に並行してやるのはとても難しいのです。
転職活動はさっさと終わらせたいものですが、タスクを入れすぎるのは禁物です。
「この環境は永遠には続かない。
いつか脱出できるさ、はっはっは」
くらいのノリで活動するのがいいです。
「早くこの会社を脱出しないと俺は終わりだ」
みたいに考えてしまうと、鬱っぽくなって全てが嫌になります。
マジで終わりません。
人生は終わりません。大丈夫です。
気楽にやりましょう。サイコパスになりましょう。
会社の仕事で誰かに何か言われても気にしないくらいのノリでいいです。
どうせいつか辞めるのだから、開き直って嫌な奴を見ても気にせずいきましょう。
頭の中には
「どうせ辞めるから何を言われても大丈夫」
です。
ただ、リファレンスチェックなどで困る可能性はゼロではないので、立つ鳥跡を濁さず、喧嘩別れはしないように気をつけましょう。
転職活動は1週間に3社までを原則にする
目安は1週間に1社くらいがいいと思います。
「転職活動はダラダラやっても良くない」
とは言われますが、手当り次第適当に受けると、何が何だかわからなくなって、志望動機を考えたり、その会社の業務を理解する暇がなくなります。
日中は仕事で忙しいですからね。
- 1週間に1〜2社応募するか、面接する
- 1週間に1人リクルーターと面談する
くらいのペースでのんびりやるのがいいです。
案件が尽きたらスカウトメールをオンにします。
案件が溢れているときはスカウトメールはオフにしましょう。
とはいえ、さっさと辞めたくなると予定詰め込んでしまうんですけどね。
本音を言うと、転職活動なんて1ヶ月でさっさと終わらせたい。
でも詰め込みすぎるとワケワカメになるので、自分の処理能力と相談しましょう。
頭がいっぱいになってストレス過多になってしまうのは絶対にダメです。
会社への嫌悪感の対策
会社が嫌で仕方がないときは
- 人間関係に問題がある
- 業務内容に問題がある
のどちらかです。
どちらも当てはまる場合もあります。
そしてどちらもコントロールするのが難しい。
コントロールできるのは自分だけです。
僕はSIerで10年働いて、業務が楽しかったことはただの一度もありませんでした。
1分たりとも楽しかったことはありません。
中にいる人が「いい人だな」と思ったことはありますが、尊敬できる人は一人もいませんでした。
誰一人として尊敬できませんでした。
技術的な用語が通じず、自分が馬鹿なのか、周りが馬鹿なのかわからなくなることもありました。
そんな環境で少しでも楽になるために、何をしたらいいか。
ブログを書いて辛い経験を収益化しようぜ
このブログの目的の一つでもありますが、辛い経験やその辛さを乗り切った経験は誰かにとって価値のあるアウトプットになります。
喉元過ぎれば熱さを忘れるような経験こそ、価値があるのです。
転職ブログであれば、いずれアフィリエイトでお金を稼げるようになるかもしれません。
辛い経験を共有できた誰かと友だちになれるかもしれません。
自分の経験や学んだ内容は毎日アウトプットしましょう。
ちなみに技術ブログを継続的に書いておけばいずれ選考でも役に立ちます。
逆に一生懸命やってみる
何を言ってるんだお前は、と言われそうですが、ただでさえやる気のない仕事をサボり続けていると、段々と鬱っぽくなってきます。
向上心のある人間は、サボっている現実の自分と、あの日夢見た「活躍している自分像」とでミスマッチを起こしてしまうからです。
理想と現実のミスマッチは精神にキます。
それならとりあえず真面目に一生懸命「良いアウトプット」を出した方が気持ちよくなります。
本当です。認知的不協和が解消されるからです。
腹が立つ仕事もあるでしょうが、徹底的にクオリティにこだわってみましょう。
残業にこだわるアホな上司がいると時間までも奪われてしまうかもしれませんが、そこはスルーです。
サラリーマンでも「時給を上げる」意識は絶対に必要です。
長々働いても自分の人生を浪費するだけです。
短い時間で必要な成果をアウトプットしましょう。
絶対に残業しない
どうせ辞めるんだから評価とかどうでもいいはずです。
「僕は18時以降は絶対に仕事しない」と決めてからはだいぶ精神的に楽になりました。
SIerの中の人がひたすら残業してるのはただのオナニーです。
身内向けの報告だったり資料作成のために夜遅くまで仕事して、何かやった気になってる馬鹿どもです。
夜遅くまでオナニーして、自分の大切な時間を無駄に垂れ流してる大馬鹿者です。
そういう連中に付き合う必要なんてありますか?
どうせ辞めるんだから、評価とかどうでもいいですよね。
そもそも裁量労働の成果主義といいながら、文化的に残業を押し付ける方が間違っています。
こういう愚か者に付き合ってはいけません。
愚か者に我慢して付き合っていたのは、会社を続ける前提だったからでしょう。
辞めるんだったらどうでもいいんです。
いい人になってはいけません。
人生は続くし、もしかしたらいつかSIerのアホどもが顧客になるかもしれないので、人間関係をわざわざ壊す必要はありませんが、基本は関係が切れます。
二度と会わない人がほとんどです。
職場のハゲ、頭の悪いプロジェクトマネージャー、エバリ腐ってたキモい課長…
全部二度と関わらない他人です。
こんな連中に気を使うことなく、飄々と転職活動の間の身分だけ保証してもらいましょう。
綺麗事では誰も救われないんですよ。
それで、次の職場では。
次の職場では絶対にこんなネガティブでマイナスで最低なことを言わないように。
生き生きと、毎日楽しく仕事ができるように、していきましょう。
基本的に、他責思考はダメです。
ただ、SIerに関しては例外です。
他責も何も、しょうもないのは事実だからです。
だから、転職するんです。「転職活動がうまくいくかいかないか」は自分の責任であって、SIerの業務がクソなのは他責でも何でもなく、単なる事実です。
クソまみれのクソどもと離れることを夢見て、本当に夢のような気分で、転職活動を楽しみましょう。
お金持ちになりたいすべての人にとって、有用な情報が載っているブログを見つけたので紹介します。
エンジニア転職のリアル
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