SIerの開発環境・使ってるパソコンがショボすぎる件

SIerの開発環境は劣悪である。
まず100%、Windowsのパソコンしか選べない。
その時点でiOSアプリの開発には関わることができないことが確定する。

メモリは最大8GB、普通は4GBのパソコンを使うことになる。
最近のIDEを起動させてサクサク開発するのは難しいだろう。
ちなみに私が自宅で使っているMacbookはメモリ32GB、ストレージはSSD 1TB、プロセッサは2.3 GHz クアッドコアIntel Core i7である。

なぜ、会社よりもプライベートのパソコンの方が充実しているのか、ちょっとよくわからないので考えないことにしている。
まぁ、SIerの社員はExcelとPowerPointしか使わないので、高級なパソコンを与えても猫に小判、豚に真珠、SIerにハイスペックPCといったところで、無駄でしかない。

在宅勤務をするときはVPNで社内システムに接続するのだが、社内システムにつながるまでに15分のタイムラグがある。
接続できない間に他の作業をやることもできるが、チャットやOutlookを確認したいときにすぐに接続できないのはイライラする。

ちなみに15分かけてVPNに接続した後、社内のSkypeに接続するのにまた15分の時間がかかる。
こんな環境での業務を行わなければならないのだ。

利益を工数で割った生産性を数値としては出しているが、実態は散々だ。
利益は既存の顧客からもたらされており、おそらく半分寝ていても数値上の生産性は変わらないはずだ。

SIerの開発端末事情

繰り返しになるが、SIerで使う端末はショボいものばかりである。基本はWindowsでMacは選択肢にない。メモリは4GB。

驚くなかれ。会社内で支給される、2020年の“最新の”端末がこれなのだ。
当然、作業中にパソコンがフリーズする現象は多数発生するし、作業効率は極めて悪い。

ちなみに最近では、シンクライアント環境も利用できるが、接続先にはAtomやEclipse、Visual Studioをインストールしてはいけない。

ソースコードを確認したいときは、必殺★秀丸grepを駆使しなければならない。こんなギャグみたいな環境でずっと開発(笑)を続けているのだ。

SlackもGitHubも使えない。

その代わりに社内でSlackのクローンであるMattermostが最近使えるようになった。
チャットは社員も順応できているが、GitHubを使うには猿をしつける程度の教育は必要だろう。

おそらくSIerの社員にadd, commit, push, merge, pull requestなどの概念を理解するのは不可能と思われるので、GitHubを使える日は永遠に来ない。

生産性の低い環境にずっと居続けると、転職活動で困る

転職活動では「職務経歴書」を書いて提出しなければならない。
過去の職務経験を振り返って何をやってきたのかを語る。

職務経歴を面接で根掘り葉掘りストーリーを掘り下げられる。

SIerからの転職は難しくなるように思う。
というのも、完全なる年功序列の組織で若いうちは権限がなく、作業は縦割り。

自分が主体となってアクションを起こしても組織のルールを変えたり、開発スタイルを変えることはとても難しい。

職務経歴に

「システムの保守を延々と頑張ってきました」

と書くのも辛いので、ある程度“盛って”語る必要がある。

さっさと生産性の高い環境に移った方が後々の自分のためになるように思う。

パートナー企業の開発者の苦悩

SIerの社員は基本的に資料を作る以外に手を動かさないため、ショボいパソコンでも正直困らない。
とにかく会議に出席して、発言していればいい。

困るのは開発者である。

クソみたいなパソコンで、クソみたいな作業を延々と繰り返さなければならない。

ボトルネックは頭脳ではなくマシンであることも多々あるのだ。
そして、そんな不快な環境で開発していることを誰も問題であるとは言わない。

それが当たり前のものとして、誰も改善しようとしない。
というか、20〜30代の社員が気付いても何もできない。
お金を動かすことができないからだ。

そしてお金を動かすことができるポジションにいる人は開発経験がないため、マシンがいかに重要かには気付け無い。

開発者の軽視と言われても仕方がないように思う。
また、開発がしたい、技術が好きだ、という人は常に多大なるストレスに晒されることになるので、SIer周りの業務に関わるのはおすすめできない。

クラウドの利用は進んでいるが、若手にはつまらない

昔はオンプレミス環境でガチガチにセキュリティを固めたサーバで頑張ってアプリケーションを動かしていた。
2017年頃から遅ればせながら、クラウドの利用は進んできている。

Google Cloud Platformを使っている人は少ないが、AWSは皆普通に使っているし、Azuleを使っている部署もある。

Oracle Clout Infrastructureを使う人もいる。

というわけで、アプリケーションを動かすサーバはクラウドに移行が進んでいる。
とはいえ、ライブラリのインストールにyumやpip、gemを使うことはできず、基盤チームと呼ばれる人たちが手作業で色々とインストールしているのが実情だ。

インターネットにはつながらなくて当たり前で、世界から切り離された場所で開発が進むと思っていたほうがいい。

オープンソースは全く使わないわけではないし、ApacheやらTomcatにはお世話になっているが、Nginxを使うには至らない。

また使っているバージョンも古く、世間とは隔世の感がある。

そういう環境での開発を楽しめるのは40代以降の開発者であって、若い人には面白みがないだろう。

若者はSIerに近づくな、といいたい。
一度SIerでの業務が長くなると、転職先のキャリアも上流工程に絞られがちだ。

エンジニアとしてキャリアアップしていくのは困難を極める。
だから、技術で生きていきたい若者は、SIerには近づくな。

技術者が生き生きしている環境に身を置きなさい。

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